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2011年 04月 03日

おもいで

[analog]vol.31
220ページで荒井由実「ひこうき雲」のオリジナルと再発の試聴比較記事が掲載されていたのを見て思い出したことがあります。
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1973年11月発売ですので当時私は小学校低学年です。
高校生の姉がよく口ずさんでいました。
「鏡のぉ~まえのぉ~す~み~れが~」

それを聴いていた小学生の私は
「へんな曲だな・・・」
と、思っておりました。

それでも姉のはな唄を何度か聴いているうち、
「変な曲・・・」から「誰の曲なんだろう・・・」に思いは変わっていきました。

1973年といえば
朝倉理恵「あの場所から」
浅田美代子「赤い風船」
あのねのね「赤とんぼの歌」
キャンディーズ「あなたの夢中」
桜田淳子「天使も夢みる」
ダウンタウンブギウギバンド「知らず知らずのうちに」
など芸能界で活躍するまたはこれから活躍する人たちが
毎日テレビでうたっていた時代です。

そんな曲が毎日流れている時代に姉がうたっている歌は、
私にははじめて聞くメロディーというか旋律で、とても強いインパクトを受けました。

そして「誰の曲だろう」という興味は、ある日行動へと移されたのです。

姉は家からバスで30分ほど先の高校へ通学しており、私は徒歩で5,6分の小学校へ通っていましたので、
確実に私が早く家へ帰ってくることが出来ます。
そのため姉の部屋へ忍び込み、レコードを聴く時間は十分あったのです。

それは計画的ではなく、ふと思い立ってした行動だったと記憶しています。

こっそり部屋へ入りプレーヤーのスイッチをON。
レコードジャケットを見てもわからないのでディスクをとりだしては針を下し、
違っていても姉の部屋から良く聞こえていた音楽が目の前のSPから流れ出すとわくわくして聴き入っていました。 

そして、やっとあるLPの中から探していたあの曲が流れました。
それはB面最後に収録されていました。
「そのまま」です。

荒井由実本人の声と鈴木茂のちょっと変わったギターの音がSPから聴こえたときは、正直いって感動したという記憶はありません。
でもそれを最後まで聴き終えた後は何とも言えず聴く前とは違った気持ちになり、
いつもはな唄を歌っていた姉のように、気持ちの中で何度もあの独特のメロディーをうたっていたような気がします。

今も聴いていたのですが、
とても19歳が創る作品とは思えませんね。
またアレンジもすばらしく、
「紙ヒコーキ」にいたっては、当時からベースとドラムのユニゾンが印象的で
歌詞よりもさきに覚えたくらいでした。

日本のニューミュージックの作品中、
最高峰のアルバムですね。

by pat_mthny7205 | 2011-04-03 18:14 | iroiro | Comments(0)


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