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2011年 04月 17日

GRIMAUD

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先週金曜日に入荷しました。
優秀録音で有名なライナー・マイヤールが手掛けている作品。
2003年9月録音です。
オリジナルが欲しかったのですが、私の確認不足で日本国内盤が届きました。
アナログ盤で言う帯(CDではなんというのでしょうか)には、
「原音サイズ 新次元の音 デジタル録音」とあり、
最近輸入盤好みの私にもすこし期待させる文句でした。

実際聴いてみるとライブ録音らしいダイナミックレンジ感を感じられましたが、
それよりも印象的だったのはGRIMAUD本人が作品中にある思いをインスピレーションとしてとらえ、
それを演奏でみごとに表現している部分です。

家族がいる時間はさけて、土曜の朝に一人で起きてPLAYERのスタートボタンを押したのですが、
はじめから自分には好ましいピアノの音色で、
また、これまで数々の演奏が録音されていますが、
それらのうちどれかに似た演奏ではなく、
自分の解釈をそのまま変えることなく表現した演奏に感じとられ、
とてもすばらしい作品だと断言できる作品です。
このCDを聴き終えて思ったことは、
このアーティストは芸術家、ピアニストという以前に一人の人間として自分自身が感じたこと(その中に込められた意味)を(それは音楽に拘らず)世に向かって表現したいだけなのではないかということです。

これは勝手な想像ですが、
彼女が今またはこれから伝えたいという願望(欲望)を表現するために、
幼少のころから無意識のうちにそれを必要と感じてピアノを練習していたのではないかとさえ思えるほど、
自分の過去をも含めた彼女の人生や思いすべて浸みこませた演奏になっており、
とても言葉では言い表せないモノが十分に詰まった作品で、
自分にとって初めての体験ともいうべき内容になっております。

表現が豊かで、且つやさしい中にどこか攻撃的な部分があり、
それは今世界で起きている争いに対し、
「無意味」
であることを知ってもらいたい、いや、知らせたいおもいが込められています。

演奏だけではなく作品に対しても評価は非常に高く、
完成度の高い作品だからこそ彼女がとり上げたのがとてもわかります。

どうも私にはGOULDの名前がちらつくのですが、
感じるのも、表現するのも、自分のスタンスを決めるのも、
すべて自分であることを私に教えてくれた方であり、
その演奏は彼の生きざまをそのまま音にしたともいうべき作品ばかりで、
GRIMAUDにも同じような魅力を感じることが出来たとてもうれしい作品です。

そんな高い評価のアーティストなので、
早速別のCDを頼みました。

注文したアルバムは5作品分になります。

連休前に届けば有り難いのですが・・・

by pat_mthny7205 | 2011-04-17 17:41 | favorite | Comments(0)


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