2012年 05月 04日

本題

きのう出かけたさきでのお話です。
向かった先は久しぶりとなるGRF邸です。
今回初の公共交通機関での訪問になります。

目的は?

もちろん祝杯を挙げるためです(笑)

GRFさんに良いことがありましたので、というのはあとで付けた理由でして前回訪問時から「今度は車で来ないように」と云われていたからです。

はじめは先日私が小林さんのところへ訪問した際の話をしました。
小林さんの音はやはりこれまで長い間培われてきた経験の上に成り立っていることであり、
それを真似しようとしてもそうは簡単には出来ないということ。
そのうえでGRFさんの考えやアドバイスをいろいろと教えていただきましたが、
考えてみれば二つの違うタイプのSPを操っている頂点に立つお二人と交流させていただき、
そしてそれぞれの音を聴くことが出来ている私はなんて幸せ者なんだろうかと思いました。
それもこれもすべてはGRFさんのお蔭なのであります。

ところでお邪魔して最初に通された場所はこれがある部屋です。

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このSPから出てくる(放出される)音はこれまでGRFさんのブログ、またはGRF邸を訪問された方々のブログを拝見して自分なりに想像をしておりました。
そしてその音を聴くことが出来るとわかってうれしく思ったのですが、
それに加えてこの音も聴くことが出来たのです。

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いやいやこの造形美たるやたまりませんね。

この機器のこの形はどのようなコンセプトのもとに造られたのか良くは知りませんが、
とにかくコンパクトにする必要があったとかいうのを聞いたことがあります。

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その結果がこれです。

デザイン的にとても素晴らしいこの機器は果たして「見た目」という部分に対してどこまで拘ったのか気になります。
先ほどのコンパクトさを追求するのと同時にデザインも追及したのであろうか。
それともコンパクトさを特に追及した結果このデザインがついてきたのでしょうか。

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オーディオにたいしては音だけではなくデザインも必要な項目であることはこれまでもブログに載せてきました。
音楽を聴くときに目を閉じればその録音の中にある情景が想像でき、
そして更にその音を出している機器が美しいデザインの機器であればより一層の満足感と幸福感を得ることが出来るからです。

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それは車やほかのものも同じことが言えると思います。

しかしより多くの人の心を掴むことが出来る造形とは、
頭で考えるより機能面の追及の結果のほうが素晴らしいものをカタチづくるような気がします。

話が少しそれましたが始めは2つの違うコンセプトのもとに造られた素晴らしい造形美を持つもの同士の組み合わせからです。

音楽をかける前にGRFさんから聞いた話。
エアタイトのプリアンプが修理に出してからすでに1か月ほどたっており今日の日までに何とか間に合わせようとメーカーに連絡を取ろうとしていたとのこと。
でも、結局届けられないまま連休後半に入ってしまい、今では先方に連絡をしてもつながらない状態らしい。
それを繋げるともっと良い音で鳴ると云っていたGRFさんはとても残念そうでした。

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エルビスです。
以前のGRFさんのブログでも紹介されましたが、
年代をよく見ると1963年と記載されています。
約半世紀前のテープなのですが、よほど保存状態が良かったのか音質面で全く古さを感じさせない音でした。
このころGRFさんは洋楽に嵌るお年頃だったようで、当時はカタカナ英語で憶えた歌詞で歌っていたそうです。

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ワインを飲みながらワインと昔の音楽の話ではじまったオフ会(?)です。
(実際にはその前から日本酒もいただいておりましたが)

ところでこのSPの直径は16㎝程度。
そこから放出される音は7畳程度の和室を音で満たすほどで、
とても小口径SPユニットとは思えぬ印象です。

とそこでGRFさんに荷物が届いたとの連絡が入りましたが、
その荷物とはなんとエアタイトのプリでした。

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すぐに開梱し中を取り出した後はアンプを抱えたままで接続です。

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その後CDを聴いたのですが、エアタイトを入れる前にも聴いたハイティング指揮のRCOやLCOのオーケストラをかけました。
色付けが一気に鮮やかになり、密度の濃い音が部屋中にあふれ出します。
高い金属音(ベル系)がとても鮮やかな音で鳴りだし、同時に低音の響きもダイナミックになりました。

そして何に驚いたかというとそのあとにかけていただいたMJQ(マンハッタン ジャズ クインテット)の枯葉です。

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このアルバムは可なりメジャーですが以外にも私は聴いたことがありませんでした。
はじめテーマを聴いたときこれは誰の音だろうくらいにしか思わなかったのですが、
そのあとしょっぱなからあのルー・ソロフ熱いソロはとてもクールの一言です。

しかしこのジャーマンフィジックスというSPはジャズの再生がとても得意と見ました。
クラシックの時よりも低音が見事でいて決してブーミーにはならない再生音です。
そういえばクラシックの時もしっかりとした低音を聴かせてくれていましたがジャズはそれ以上のものがありました。

そのあとはリクエストにこたえていただきGRFです。

すぐに隣の部屋へ移動です。

始めはクラシックを聴かせていただいていたのですが、
こちらに移ってぜひ聴かせていただきたかったのはあの森進一のサントワマミーです。

そこから歌謡曲の連続で内山田ひろしとクールファイブ森山良子。
そして意外だったのは我が高校の先輩にあたる因幡晃です。
レコードの棚から出てくる何枚もの因幡晃のLP。

なんでそんなにあるのかとの問いに「なんでって好きだから」の当然な回答に納得。

いろんな楽しいお話とたくさんの音楽とともにそのころは二人ともだいぶお酒がまわっていて、
気が付いたら既に9時を回っていました。

ちょうど良い時間というかもう動かないと自分が家に帰ることが出来ないので、
重い腰を上げてGRF邸を後にいたしました。

そのあとの散々な出来事はこの前のブログにありますので是非どうぞ。

by pat_mthny7205 | 2012-05-04 16:09 | audio | Comments(0)


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