2012年 06月 10日

Maurice Ravel その2

ラヴェルの作品は今のように好んでクラシック音楽を選ぶようになる以前の比較的早い段階から好んで聴いていました。

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Gaspard De La Nuit
1 Ondine
2 Le Gibet
3 Scarbo
4 Pavane Pour Une Infante Defunte
5 Valses Nobles Et Sentimentales

Composed By– Maurice Ravel
Engineer [Sound]– Simon Eadon, Stanley Goodall (tracks: A1 to A3)
Piano– Vladimir Ashkenazy
Producer– Andrew Cornall

その中で特に気に入っていたのがこれです。
録音は'82,'83とのことなので購入したのもそのころになります。
その頃の私は交響曲や協奏曲よりもピアノソナタが気に入っていたようで、
ラヴェルのほかドビュッシー、シューマンそしてバッハ(グールド)などを聴いていました。

その中でもラヴェルの「夜のガスパール」がとても気に入っていました。
それはドビュッシーの風景や描写をそのまま音にしたような作品よりも、
更に人間の奥底にある心象風景を表したような印象をうける作品だったところにとても惹かれていたようです。

話はそれますがその頃はアパートに一人暮らしの生活をして数年経ったころで、
仕事以外の人との交流がないため休みの日は一人で過ごしていました。

稀ではあるがひとことも言葉を発しないような日もあったので、
休日よりも仕事をしている時の方がよかったと思っていたほどです。
なのでその頃は正直寂しい思いだけがそこにありそんな日々に不安がありました。

そんなときだったからなのでしょうか、
好んで聴く音楽は今思えばひとつの傾向があったように思います。

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1. Highland Aire
2. Teiko
3. Slink
4. Mirror Of The Heart
5. Alaskan Suite: Northern Lights
6. Alaskan Suite: Invocation
7. Alaskan Suite: Ascent
8. Close To Home

#8 [Close to Home]が良いです。

そして、

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1. Barcarole
2. Are You Going With Me?
3. Au Lait
4. Eighteen
5. Offramp
6. James
7. The Bat Part II

こちらからは#2と#7ですね。

そのほかどんな曲をよく聴いていたのかは思い出せません。
しかしこれらの曲は聴いていただければわかると思いますが昔を懐かしむまたはとことん沈み込む気分になる(なれる)曲ばかりで、敢えてそんなのばかりを選んでいたように思います。

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そんな選曲の中にはラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」もありました。
それはこれまでずっとピアノによるものだけを聴いていたのですが、
先日Classic FMで管弦楽によるものが流れたのをきっかけに、
我が家にあるCDを探しだしました。

ピアノも良いですが管弦楽のヴァージョンもとても素晴らしいです。
わたくしは昔管楽器を鳴らしていました。
そのこともあるせいか木管よりも金管の音、
特にホルンやトロンボーン(ユーフォニウムも)の音(音色や和音)はとくに美しいと常日頃から思っています。
しかしこれまでこの曲はピアノでしか聴いてはいませんでしたのでわかりませんでしたが、
好きな楽器の音によるこの曲が最近のオーディオの音の向上があったこともありその良さに気づくことができました。
改めてラヴェルの作曲のセンスがわたくしにマッチすることに気づかされました。

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ちなみに我が家のジャケットはこちらの画像のものになります。
クリュイタンスの管弦楽(EMI)です。
'62の録音で、25年ほどまえの国内盤です。

さてこれ以外にもクリュイタンス指揮 パリ音楽院管弦楽団のCDはあったのですが、
ある理由から2枚ほど手元にはなくなりました。
そのある理由というのは当時暮らしていたアパートに空き巣が入り、レコードやCDを持って行かれたということです。

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その中にこのボレロが入った盤があります。

この曲は改めて説明を述べる必要もありませんが、
実は自分にこの曲をじっくり聴く機会があったかというとそうでもなかったような気がいたします。
なぜならあまりにも有名すぎて自分から選曲しなくても耳に入ってくる機会があったということもありますが、
それ以外に最初から最後まで同じリズムで15分もくり返される曲にはあまり興味がなかったということもあります。
なくなった盤のうちどうしても聴きたい曲が入ったものは改めて購入しなおしたのですが、
このCDに関しては先ほど申し上げた通りさほど興味がないこともありこれまで家にはない状況が続いてました。

しかしパヴァーヌを聴いて管弦楽の良さに気付いたのをきっかけに、このCDも改めて探してみました。

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THE DECCA SOUND CD16
この16曲目にボーナス曲としてボレロが収録されています。

先ほども載せましたがこれが初めてじっくり聴くボレロです。

聴き終えた感想は、
何のことはない一定のリズムにのせて繰り返されるだけの、決して単調な曲なんかではありませんでしたね。
繰り返しだということに間違いはありませんが、
その繰り返されるたびに主旋律を奏でる楽器が変わっていくのですが、
それに絡んでくるその他の音がまたラヴェルっぽくて気持ちい良いです。

特にトロンボーンとサクソフォーンそれぞれが主旋律を吹いた後の和音が素晴らしいですね。
トロンボーンのあとのフルート(ピッコロ?)の旋律なんかははじめ音程がつかめないほどでした(楽)

「音の魔術師」でしたっけ。
上手いこと云ったものですね・・・

by pat_mthny7205 | 2012-06-10 16:49 | favorite | Comments(0)


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