2012年 12月 14日

12/8 PM

グレゴリア聖歌,ウィリアム・バード、トマス・タリス,ハインリッヒ・シュッツ

若かったころはじめてこの年代の音楽を聴きました。
私は二十代前半のころ気になったクラシック音楽のCDは購入して聴いていましたが、
今のように決して毎日続けて聴いていたわけではありません。
主に聴いていたのはジャズでした。

クラッシックはラベル、ドビュッシー、バッハのピアノ曲。
そして先に挙げた古い声楽曲など。
ピアノ曲は今でもというか今の方が聴く頻度が高くなりましたが、
もっと新しい合唱曲は聴きますが古い声楽曲は今ではあまり聴くことはなくなりました。

ところでその古い声楽などが演奏される教会についてですが、
私は明るいイメージは持っておりません。
それは光がスポット的に上から射し、影は黒色が濃いせいで極端にはっきりしている光と影(陰)で構成されている空間という感じです。
天井は高く自分の立っている場所と違い上の方はステンドグラスを通した様々な色の光で満ちている。

中世の音楽は基本的にそのような教会で行われる演奏(歌)です。
これらの音楽をあまり聴かなくなった理由はジャズをたくさん聴きたかったこともありますが、
聴いていると感動と同時に寂しさも感じられるからというのもありましたね。

歌詞の意味はやはり宗教の色合いが非常に濃く悲しみの歌がとても多いのです。
もちろん中には喜びの歌もあるのですが、
私自身感動する歌は悲しみを表現している歌が多いのでこのような印象を持つのはいたし方がありません。

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先日Iさんのお宅へお邪魔させていただきました。

Iさんは先日のフィリアホールでのコンサートの後GRFさんにご紹介いただいた方です。
はじめて伺った際に聴かせていただいたとき、
部屋いっぱいに広がる音を聴きとても感動したのを今でも憶えています。
しかし、滞在時間がとても短かく自分の中で不完全燃焼だったので、
あらためてこちらからアポイントを取らせていただき二度目の訪問となったのでした。
そういえば初めに伺った際は使用しているアンプのコンデンサーを私たちが伺う一時間前に変えたばかりとのことで、
ご本人も納得していない状態の音でお聴かせしたのだと仰っていました。

そして「二週間後には大分良くなっているでしょう」と仰っていましたが、
私もその時の音を自分なりにはっきり憶えていたのでとても楽しみにしていました。
コンデンサーを換装されて直ぐの音とその後2週間電源を入れたままの状態で慣らした後とでは、
どのような変化があるかとても興味がありそしてそれを体験できるのはとても貴重なことだという思いがありました。

それとIさんが好んで聴かれているのが私は普段なかなか聴く機会がない作曲家の楽曲なのと、
少ないですが私が二十代前半に時々聴いていたバードやタリス以外の作曲家の楽曲を本格的な音で聴かせていただけるというところにもとても魅力がありました。

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先ずはモーツアルトで有名なイングリット・ヘブラーのピアノ伴奏による、
J.C.BACH/フルートとピアノのための六つのソナタです。
はじめに出てきた音ですぐに気が付いたのは、
二週間前と比べてカドがとれた様な音になっていることです。

とはいえ自分がいつも聴いている音と比べ全体的に硬質だなという印象です。
しかしそれも耳が慣れてきたせいなのか時間とともに次第に音への印象が変わり、
しまいにはIさんが好んで聴かれている年代の楽曲にはとても合っているような気がしてきたのでした。
Iさんが「私はやわらかい音は求めていない」と仰っていましたが、
このレクタンギュラーGRFからはIさんの理想とする音そのものが放出されているんですね。

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続けてクリスティー、クープラン、カンプラなど聴かせていただいたのですが、
曲を聴いてはその楽曲の背景や当時の思想などとても興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

昼過ぎからお邪魔していたのですが、
大分時間が過ぎていたのに気が付かず時計をみたらしっかり夜でした。

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最後にIさんのお気に入りの歌手でしめです。
Franco Corelli/Turandot
ペーター・シュライヤーも良いですがこちらも大変すばらしい声ですね。
今回すべてアナログ盤でおきかせいただきましたが、
アナログプレーヤーもしっかりと調整していればここまで素晴らしい音で鳴るんだというのがわかりました。

プレーヤーは以前から欲しいと思っていましたが、
今後もIさん邸に通っていたらスイッチが入ってしまうかもしれません。
それはそれではたして良いのだろうかって考えてしまいます(笑)

最後に「あなたがフランスへ行かれる際は私が案内してあげます」なんて仰っていただきましたが、
果たして生きているうちに行くことが出来るんでしょうか・・・

by pat_mthny7205 | 2012-12-14 17:01 | audio | Comments(0)


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