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2017年 09月 25日 ( 1 )


2017年 09月 25日

ハーマンからのメール

気になっていた2450のノイズを先日いらした横浜のvafanさんからも指摘され、
面倒くさがりの私もいよいよ重い腰をあげる(遅すぎ?)時がやってきました

思い起こせばこれに気が付いたのはやく一年半ほどまえのこと
その時もしばらくしてから裏のカバーを外し過酷な日本の気候に負けたスポンジを交換する対策をしました

その後はノイズに気が付かなかったのでてっきり原因がこのスポンジの破片だと思っていたのですが、
ほどなくしてまた発生するようになったのでした

CDで確認すると歪む音は常に同じ箇所(ディスプレイのカウンター)です
他の音程では歪まず限定のようです

さて、はなから修理に出すつもりでいたこの症状

もちろん行き先はハーマン・インターナショナルです
ホームページにある修理依頼に簡単な説明いれてメール送信しました

翌日昼には返信が入ります
さすがだな(ナニが?)と思いながら文章を読むとそこには予想外の内容がありました
(以下全文)

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お問い合わせ頂き、誠にありがとうございます。
ハーマンインターナショナルコールセンターです。

お問い合わせ頂きました2450Jの修理でございますが、

症状から原因を予想しますと、経年劣化による磁気回路の腐食(赤錆)が
ボイスコイルに干渉し、ダイヤフラムの正常な動作を阻害していると思われます。
修理する場合、磁気回路を分解し、腐食部を完全除去、磁気ギャップを規格内に調整し、
新しいダイヤフラムを挿入する具合になります。

ただ、補修部品の供給が終了しておりまして修理不可となっております。

折角のお問い合わせにも関わらず、
ご希望に沿える回答とならず、申し訳ございません。

何卒宜しくお願い致します。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハーマンインターナショナル株式会社
コールセンター


さてどうしたものかと思案しました

ハーマン側がいう「補修部品」がダイアフラムだけを指すのか否か
また、それを入手し送った場合の対応は?
何かしらの手段はあったのでしょうが結局またやり取りするのも面倒に思え断念します

やはりここは自分で何とかしなければなりません
そういえば前回の作業はカバー(裏蓋)を外してのダイアフラム清掃だけで、
フェイズプラグ(イコライザー)まではタッチしていません

これはトライするに限ります
d0192112_21514328.jpg
ということで休日の午後当該品からホーンとカバー、そしてダイアフラムを取り外しました

一見して錆やほこりなどは見当たりません
というよりも清掃まえのダイアフラムに比べれば可なりきれいな状態です

それでも目的であるフェイズプラグの隙間にエアーを吹き付けます

この部分は4inchのダイアフラムから放射された音を圧縮して2inchのスロート送る役目をしています

この数ミリの隙間に異物があったとしてなぜ音に歪が出るのかわかりませんが、
この狭い空間にそれ相当の音圧がかかることを考えると精度はキープしておくべきだと感じました

作業終了後ダイアフラムを組み付ける前に各部のチェックです
〇ネジ部
ダイアフラム取り付け枠
ねじ:M3.5×ptc0.6(下径2.85)
意外なのはネジピッチが細目ではなく並目だということです
精密部品の部類と思われるのですがSR(いわゆるプロ用)だからなのでしょうか
民生用が気になります

因みに取り付け枠にあるネジ穴はただのバカ穴です
d0192112_21510593.jpg
次にSpcrです
d0192112_21511533.jpg
この厚さはノギスレベルでt=0.57㍉
d0192112_21512761.jpg
プラグ外周の隙間は0.95㍉
その差0.38㍉です

そのため実際のガタは0.19となりますが、
それに注意しながら前後左右(x-y)方向に動かしてみてもガタつきはまったく感じません

これはかなり優秀です

そのため取り付けの際は本体であるプラグ側にしっかりスペーサーをはめ込み、
更にネジの締め付け順やトルクのかけ方に注意をすることでズレの心配はないでしょう

当然ですが回転方向は元の取り付け位置を事前にチェックしておく必要はあります
これがわからなくなったらお手上げです

再生に不具合が確認されなかったついでに全体の左右のバランス調整です

今回は各ユニットの帯域内数か所でサイン波を使って調整しました
またリスニングポジションも少々不足気味だった低音が耳に届き易い場所を探し前後方向の変更です

楽に耳に入ってくる低音はムリのないストレスが感じられない素直な音です
もちろんほかに犠牲になる周波数が出てきますが仕方がありませんね
d0192112_23151864.jpg
                   (上に見えるベルデンは外してます)
d0192112_23141045.jpg

先日SPケーブルも変更しこれから訪れるオーディオの季節にむけ少しずつ準備が進んでいます

何しろいちばんわかりやすいSPの不具合が解消して良かったの一言です
次はアナログプレイヤーのプーリーです

職人さんを煽ってはよろしくないのでこればかりはじっと待つしかないですね





考えてみれば音の不具合も派手なものではないためもしかしたらそんな程度なのかもしれません








by pat_mthny7205 | 2017-09-25 21:57 | audio | Comments(0)