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2013年 03月 31日

これがきっかけで・・・

平日に用事があり休暇をとった日のこと。
ほんの数時間しかありませんでしたが日本のポップスを聴きながらあることに気づきました。
ホーンSPということで指向性がはっきりしているところからいつもの通り僅かに頭の位置を左右に移動させながら中心位置を確認。
それにより判ったのはSPのセンター位置より右に良い音がするポイントがあるのです。
その場所とは、センターやその他と比べボーカルのクリアさがあきらかに違う位置のことです。
いつも位置関係はフローリングを目安にしているのですが、我が家のそれは幅広ではなく一般的な板幅(約75㍉)です。
ずれ量の程度で云えば一枚半ほど。

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なぜこれまでこのことに気が付かなかったのか考えましたが、単純にそれまでもボーカルはセンターに位置していたからなんです。
ただ、その音がぼやけていても頭がSPの中心にあるときにボーカルもセンターにあることと、
それまでのアタマを動かす幅が、今回気が付いた場所までは移動していなかったということ。

いずれにせよこの音を中心に持ってこない理由はありません。
と云うかこれをベストな位置に動かさないと気が済みませんね。 とうぜんですが・・・
さて調整の方法はと云うと、最良の音が聞こえる場所が右にあるのでまずやるべきことは左のSPを内振りにすることです。
当初これだけで調整は終わると簡単に考えていましたが・・・

どういうわけか音が中心に動きません。
SPの移動は30ミリ程度でしたが、その良い音の場所が想定している方向へ動かなくともせめてどこかに移動しても良いのでは・・・

これが原因ではないと思いながらも確認のため敢えて更に左SPを大きく内振りにしてみました。
そこでわざと右のSPも大きく内振りにしました。
それでも板幅の半分ほどしか音は動きません。
やはりこれは別のところに原因があるんでしょう。

ん~、このあたりで気分的に少し楽しくなってきました。
そういえばかつて部屋の中からそれまで聴いたこともない良い音を探すという作業をしたことがありましたが、その時は何も手がかりがない中で探す、
というか気持ちの中ではこの部屋でそんな場所が本当にあるのかどうか半信半疑の中で模索していた記憶がありますが、
それを考えると今回は目の前にあるちょっとずれたところにある良い音の位置を動かすだけなので気が楽です。
ゆっくり落ち着いて状況を確認すれば原因がきっと見つかる筈なので、
云ってみれば間違い探しといったところ。

ということでさて何が原因かナと左右の違いを見比べはじめたら・・・
と、すぐにそれが判ってしまいました。
その原因とは単に左右のSPの奥行、Y軸方向があっていなかったのでした。

考えてみれば右SPは隣へ通ずるドア、左SPはカーテンの操作部とそれぞれの気になる個所が違う位置にあるんですね。
もしかしてそれらを気にしているうちに別々に設置していたのか?

とにかく調整しなければならない課題を楽しんでクリアしようと思った目論見は早い段階で終了となったわけですが、
その作業の途中で動かした内振りのSPの音が結構良かったので久しぶりに両方ともにそのままにして聴いてみます。

出てきた音は昨年多摩川沿いの家で聴いた音に近い質のモノです。

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あの日聴いたJeanette Lindstrom/Steve Dobrogostzの音またはそれに近い音は我が家では再現出来ずにいました。
近頃当日の録音を聴いて思い出すのは、その音は人のサイズがわかるんですね。
単純に云うと身長、体重、体の厚さみたいなもの。
実際の人から出てきた音なのでその人の大きさがあってその音が発せられるわけですからこれは当然と云えなくもありません。
いわゆるそこにその人が現れるというのは単に良い音でボーカルが中心に表れるだけではないんです。

決してその時の音と同じというわけではありませんが、久しぶりにそれに似た性格の音で鳴ってくれた感じです。
「似た性格」というのは何が違うのかというと理由はやはり構成するユニットの質の違いです。
でも、やはりいろいろ云ってもホーンで聴いた音はホーンでしか再現できないんですね。

せっかくなのでSP位置について更に細かく調整をします。
これまであくまでも部屋のサイズに対してのSP位置だったのを一旦すべてキャンセル。
リスニングポイントを改めて確認しずつ位置を合わしていきました。

するとホーンだから出せる音に加え、それまでと比べ情報量が増したモノに変化しました。
それはそうです、何しろボヤけていたんですから・・・
結構満足できる音にはなったのですがここでワルイ(!)虫が騒ぎ出してしまいました。

いっそのこと最近気になっているやりたいことを実行してみようか知らん。

by pat_mthny7205 | 2013-03-31 21:40 | audio | Comments(0)
2013年 03月 10日

2012.04.30-2

音を聞き分けるためには「絶対音量」が必要ということ。
その「音」という種類の中にCDとSACDの音があります。
PCMとDSDで考えると後者の方がやはり音質が優れているということになるのでしょうが、
とは云えCDの音はどうなのか・・・

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いまのCDとSACDをパッと聞いて違いが判る人は先ずほとんどいないと思う

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SACDのシングルレイヤーのほうが音がイイのは、SACDは6㏈上と下にダイナミックレンジが広いんです 
ハイブリッド盤の時代になると器が小さいのでその部分が生かされないんですよ
だから6㏈を生かしたマスタリングをしなくてはならない 
生かしたマスタリングをしないと生きないんです

EUは2ch(ツーチャン)はCDで十分だと思ってんですよ 
SACDはマルチの器、サラウンドの器と考えているんです
だからCDですらも音がよすぎるって思っているわけ

自分も2chCDは十分音がイイかなと思っている
もちろんSACDのほうが器としてはいいけど・・・

「CDの器とか能力はそんなに低いものじゃあない」

これぐらい突き詰めたら変わらない
B&W800Dで聴いたらそんなに変わらない

「CDとSACDを聴き比べると、普通の人(という云い方をしている)の9割以上の人がCDをSACDと云うでしょう」
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それで、SACDの方はぼやけているっていうんですね
聴感上情報量が少ない方が情報量が大きく聴こえるんですね   
普通、画面を見ているときってある一点だけをみているんですよ、案外・・・
一点だけを たとえばボーカルの口だけをfixでみている 

そうするとくっきり見える

写真でいうと画素数が多ければ大きいほど情報量が多くて細かく見えるから一見ボケて見える 
情報量が多いってことはウォーリーを探せになってしまう
人がいっぱいいるわけだから・・・

だけど最初から「A」をみたいっていう人にとっては人が少ない方がイイワケ

情報を整理するってこと自体が録音っていうことなんですけどね

映像とかでもすごく面白いのは、そういうマニアの人はアップをみちゃうんだよね
たとえばその・・・DVDのね、プレイヤーとか評価するのに解像度、アップのね、例えばニコール・キッドマンの唇の色なんかをみようとするワケ。

アップってことは情報量が少ないってことなんですね
要するにアップにするってことは一定の情報量の中から一部を切り取っているわけですから

自分たちは解像度を見るときはプロジェクターの良さとか、引きの画を見ているワケ
どこまで引いて、例えば顔のアップがあってウエストショットがあって全身があってもっと引きがあって
カーナビでだんだんにこう・・拡大、縮尺するとどこまでワイドショットになった時に顔が見えるか

そこで決めているワケ

バストショットで顔が見えるのは当たり前でしょ
それが10人100人になってもそのひとりの顔の表情をみようとしたときに見えるかどうか
それが解像度なんだよね

だけどそういう風に見ないからね・・・

だから音もそういう聴き方をするとSACDとCDの差はもう多分・・・   
一回この味、味の違いをおぼえてしまうと先ず間違えないんだけど、
あんまり普通はそうは思わないみたいね、クッキリ聞こえた方が情報量が多いと思っちゃうんだよね
なんていうの、エッジが立つっていうのかな
要するにあの、字幕なんか一番良くわかるんだけど白のところに黒のフチをつけるとクッキリ白が浮き上がるんだよね
そういうモデリングっていうか・・・

一度わかればわかるんだよね。味のちがいみたいなもんだから・・・
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これがコントラバスマリンバのCD。家でかけるとビンビン天井なんか鳴りますからね
こないだ何かのオーディオの人が来てかけたんです、久しぶりに・・・
そうしたらさっき点けた電球があるじゃないですか、真ん中の・・・あれが切れていたと思ってたの、球が・・・
だから消えてたんですよずっと

これ球切れて変えなきゃいけない、めんどくさいって思ってたときコントラバスマリンバをかけたらパッってついちゃった。

CDの初期はやっぱりこういう、なんて云うのかなあ、限界に挑戦するようなのもあったんだけど、やっぱり装置壊しちゃうんだよね。

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「でもね、CDはほんと不幸だと思うよ」

要するに、CDが出た時に、あっ、まず最初にCDプレイヤーが出た時に見切り発車っていうかイイCDプレイヤーがなかったんですよ
あとやっぱり当時のオーディオの人たちが変てこな音で鳴らしてましたから、要するにそこにいきなりCDみたいな周波数特性がビシって揃ったのを鳴らすとアラが出てしまうんです
あとCDっていうのは夢のメディアだったんだけど結局出てみたら何だこりゃみたいなことになっちゃって
理由をつけなくちゃならないじゃないですか

「そうしたらフォーマットのせいにしてしまったんですよ」

だから、いまでもそうなんです
オーディオのヤツは要するに雑誌もディーラーも一個だけできないことがあって、ユーザーにあんたの腕がしょぼいからイイ音出ないって言えないんです

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それが真実なんです

だけど雑誌もそうかけない。だから何かをワルものにしなくちゃいけない

北朝鮮みたいに・・・

で、CDフォーマットがそれのやり玉にあがっちゃったんです。

「だけど44.1kHz/16bitてそんな悪いフォーマットじゃないんです」

ではなぜそれをユーザーに云えないのか

やっぱりそれは趣味だからじゃあないんですか
だからゴルフとかカメラとかはね、たとえばカメラがいくら良くってもやっぱりウデじゃないですか  
ゴルフだってクラブがいいからっていい成績が出せるってもんじゃないでしょ

でも事オーディオに対してはそういう風な認識のされ方をしていないんです
でもほんとうは大事なのは自分はウデだと思うワケ

だから自分はオーディオはウデだって云っているんだけど一般にはそういう考えは普及しない・・・
自分はマルチサラウンドなんか普及しなくたって全然構わないんだけど、普及するってことはレベルが下がるってことなんですからね

「だから芸術に普及なんて概念は無縁だと思うんだけど」

2chすらもうまく鳴らせない人が5個のSPを使ってうまく鳴らせるわけないと思っているんです
ただ2chももう突き詰めちゃってもっとすごい世界に行きたいと思ってやってくれれば良いんじゃないのかなと思うんだけど・・・
でもなかなかそういう風に受け取られないんですもんね

みんななんかのせいにしちゃうわけでしょ・・・  

1:28:32

by pat_mthny7205 | 2013-03-10 21:44 | favorite | Comments(13)
2013年 03月 08日

2012.04.30-1

先日一人家にいたときのとても穏やかで暖かった日のことです。
昨年の4月30日、小林悟朗さんのお宅へお邪魔した際の録音(ご本人の承諾後)をすべて聞いていないことに気づきました。
ということで早速USBをPCに差し込みホーンから出てくる悟朗さんの声を聞くことに。

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録音した時間は2時間50分程度。

そう、そういえば当日は悟朗さんの自宅までの移動時間がナビでは1時間程度だったのに対し不安だったところから2時間前に家を出たんでした。

結果はそのまま1時間前に家の前に着いてしまったのですが、
そのおかげで近くで買ったおみやげのケーキを渡したら「情報もないままここのケーキを買ってきたのはすごい」と褒められたっけ。
訊けば小林家ではそこのケーキがイチバンのお気に入りとか。
ほんと偶然なんですけどね。

ところでその録音を聞きなおしていて思ったのは当時のブログでは具体的な会話について殆ど書かれていないということ。

そこで何度も聞き直すよりも文字にして残したほうがあとあと確認するのにも早いと思い少し載せてみたいと思います。

はじめはホーンSPについて。
悟朗さんのSP調整の仕方は、
「明かりを消して暗くした部屋でリスニングポジションから懐中電灯をこうやって照らしてイコライザーの角度なんかを見ていたりして調整していたんですよ」
だとか。

「そもそもホーンは音が後ろにまわらないから低音だけ処理してやれば後ろの壁に近づけても問題ないんですよ」
「コーンのSPはそういうわけにはいかないんですけど、ホーンは何しろ聴く場所との距離をとることが大事です」と教えてくれました。

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このお話の中には我が家へいらっしゃった時に悟朗さんが気になったということについても教えてくれました。

そして次は二人でSPの近くまで移動しての会話。

「このシステムを組んだのは秋田にいたときに知り合いの木工所に頼んでつくってもらったんです。
その当時両方でたしか・・・12万くらいだったかなぁ。でもねこのエンクロージャーは当時あなたの今使っている2245Hに合わせて造ったんですよ。
だからそれが入っている(JBL)4345のエンクロージャーを参考にしたんでバスレフポートがたくさん空いてるんですよ」
とのこと。

とはいえあの独特の形状のエンクロージャーはというと、
「やっぱり今みたいに部屋のカドに置きたかったのもあるんだけど、カタチは四角い箱じゃないほうがイイもんね。だからこんな感じになったんですよ」

やはり考えていらっしゃる。
「そのあとこっちにもどってNHKの社宅に入ったんだけどリビングとダイニング両方使って聴いてたんだよね。
そのときに座っていたのがダイニングの椅子だから、いまこのソファに座ったときより高さが10cmくらい高いんだけど、
エンクロージャーはその高い位置で設計したんでほんとはもう少し低くしたいんだよね。
いまはとりあえず上に乗っかっているMB-90の角度を変えてみたりしてるんだけどね」

SPはこれで完成?
「やっぱりインターネットでチェックはしている。
今のより上のグレードのものが中古で出ていたりなんかしたら考えちゃうよね。
そうやって少しずつ良くして行ってるんですけど結構高いんだよね(笑)」

ん~、なんか親近感がわきますね~
とはいえ我が家とは比較にならない程のグレードです。

それにしてもあの音は素晴らしい。

悟朗さんのホーンSPの音はこの時の録音を聴いてもしっかりとした厚み感じ取れます。
それは決して分厚くどっしりとしているようなイメージではなく、あくまでも「程よく」調整された音です。

その調整とはSPやEQなどのセッティングもありますが、
なんといっても「音量調整」です。

「通常カメラで写真を撮る場合フォーカスをを合わせるでしょ。
オーディオは音でフォーカスを合わせるんだよね」

「フォーカス=音量 これがわかるのが基本なんですよ」

「たとえば同じCDでどっちが良いかなんてのも完全に音量調節があっていないと聴き比べが出来ない」

「だから絶対音量の感覚が必要ですね」

「絶対音量」

これは悟朗さんが家でいつも聴いているソフトを私の家に持って行っても1㏈も違わないで合わせられると云っていたことと同じこと。

オーディオをやるにはその感覚が大事ということなのです。
ちなみにそのソフトに合った音量の位置を探すには、人の声が合わせやすいとも仰っていました。

続きはまた。

by pat_mthny7205 | 2013-03-08 21:55 | favorite | Comments(2)